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2018.00.00

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「花」からビタミン、「人」からビタミン。

今流行りの“スタイリッシュ”を目指すのではなく、

赤キ屋は“アットホーム”を追求したい。

老若男女問わず、地元住民から愛されてきた、店主の石井さん。

親しみやすい雰囲気と個性溢れるメンバーが赤キ屋に揃う理由、創業85年になるお店への熱い思いを石井さんに伺いました!

フローリスト赤キ屋

代表取締役社長 石井康隆

赤キ屋の始まりは?―

昭和8年、スーパー(萬屋)の一角で花を売り始めたのが「赤キ屋」のきっかけ。田園調布の同じ町内ではありますが、今とは別な場所に「赤キ屋」がありました。

戦後、現在の場所に移り「フローリスト赤キ屋」を立ち上げ、私で3代目になりますね。家族経営でここまでやって来たからこそ、先代には商人としての心構えを、しっかりと教えてもらいましたね。と語る石井さん。

大学では商学部の経営工学を専攻していて、いわゆる、経営をシステマチックに分析することを学びました。卒論では、日本企業の東証一部から80社抜粋し、最適化した会社はこういう数値になるという指数分析を行いました。

元々、数学や分析することが好きで…仕組みを知ったり、組み立てたり。

 

いずれは花屋を継ぐことになるだろうと思いつつ、大学卒業後は、色々な会社や業種をみることができる証券会社に入りました。

入社してすぐ石川県に配属されて、石川県は、昔ながらの文化があり、ご飯も美味しく、環境もいい、近くにはスキー場もあり、冬は起きて30分後には雪山で滑っていました。笑

本当に綺麗な街で仕事も楽しく。毎日が充実していましたね。

そんな中、年に1、2回は田園調布の実家に帰省するじゃないですか。

そうすると、店を断続的に見ていて、どんどんオーラがなくなっていくのを感じたんですよ。

 

そろそろかなぁ..と思っていたところ、父親から手紙が届いて。

大阪で国際花と緑の博覧会(通称:花博)があるから、短期で働いてみないか?と、そこで、2年働いた会社を辞めて、イチから花を学ぶために大阪の花万博で7ヶ月間、働きました。

 

ーー せっかく入った会社を2年で辞めたんですか!名残惜しさはなかったですか?

 

それが、全くなかったでんですよ。

それよりも、「お店をどうにかしたい」という思いの方が強かったのかもしれませんね。

今の赤キ屋の土台を作った「花博」との出会い。

国際花と緑の博覧会は、1990年に183日間、大阪の鶴見緑地で行われた国際博覧会。通称「花博」「花の万博」「EXPO’90」と呼ばれて日本を含む83カ国が参加した花の世界的博覧会です。

私が担当したブースは、日本全国から有名な花屋さんが週替わりで花のディスプレイを作るブースでした。

日本屈指の花の技術を間近で見ながら、24時間体制で学べる機会なんて中々ありませんからね、本当に貴重な経験をさせてもらいました。

花博には、アトリウム空間たくさんあって、全面ガラス張りの大きい建物があり、大量の光が室内に差し込み神秘的に輝いていました。

それを初めて見た時に、これはぜひ赤キ屋で再現したいと思いましたね。

「光」と「風」を最大限に活かした店舗を作りたいなと。できるだけ店内に光と風を取り込めるように、空間を最大限活かせないかと考えました。

 

当時の赤キ屋の店舗は、入り口側から見ると、天気の良い日でも店内が真っ暗で…

その暗さが、お客様的にはお店に入りたくても抵抗を感じているのではないかと

思って…。もちろん、花にも良くないですし。

そこで、赤キ屋を継いで、一番初めに取り組んだのが『空間改善』でした。

メンバーに聞いてもらうとわかると思いますが、

石井社長の強みといえば「大工」と「分析」と口を揃えて言われます。笑

 

ーー アレンジメントの速さ!とかでは、ないのですね。笑

 

花の技術的なところは、凄腕の頼りになるデザイナー(スタッフ)が揃っているので信頼しています。

私がやるべき役割は「店舗づくり」だと思っています。大学も証券時代もそうでしたが、分析と数値化は得意だったので。笑

だからこそ、まずは『空間改善』に取り組みました。

 

ーー 『空間改善』とは具体的にどんなことをされたのですか?

 

まずは、自作でジオラマを作りました。笑

よく他の店舗で見かけますが、花を壁に沿って配置すると、どうしても真ん中が通り道になるので暗くなります。

奥に行けば行くほど暗くなりますし…それって花にも良くないんですね。

 

そこで光を多く取り込めるよう、正面入ってすぐに吹き抜けを作り、中心に花を置いて光が当たるようにしました。

次に、入り口を二手に分けることで、店内に左右から光が入り、明るくすることができます。

あとは「風」。入り口とは反対側に特注サイズのガラス窓をつけて、風通りが良くなるようにしました。

 

 

ーー なるほど。確かに店舗のどこに立っても明るいですし、風通りも良いですね。入り口から奥まで開けて見えるので、お客様も入りやすいですね。

 

ジオラマからこだわって作りましたからね。笑

ーー 実際に継ぐことになって、ギャップはありましたか?

高校時代から花屋の手伝いはしていたので、ギャップはなかったですね。

花屋の大変さや、水揚げや鉢植え作業など厳しい作業も知っていましたから。

自分の強みを活かした取り組みもできて、逆に楽しくやり甲斐を感じました。

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【私自身がスタイリッシュじゃないので、

「スタイリッシュにしろよ!」とは言えないんですよね。笑】

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